本シリーズでは、ケース面接対策の書籍として有名な「東大生が書いたシリーズ」の執筆メンバーが、ケース面接で扱われるさまざまな問題について徹底解説します。特に、「つまずきやすい箇所とそれらの回避策」を中心に取り上げています。
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今回の問いは、以下の通りです。
下記の市場において、サプリメント(健康食品)を扱うX社が、自社のサプリメント事業の売上金額を向上させるための事業戦略を考えてください。
監修者
ケースアカデミー東京(旧東大ケーススタディ研究会)
2008年6月より戦略コンサル志望者を中心に活動開始。フェルミ推定やビジネスケース等の幅広いケーススタディの研究、セミナー、および就活支援活動を行っている。書籍の「東大ノート」シリーズは40万部を突破するなど、就活生や転職志望者を中心に高い支持を得ている。 【主な著書・編書】『現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート』『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』『東大生が書いた 議論する力を鍛えるディスカッションノート』『東大ケーススタディ研究会 伝説の「論理思考」講座』(いずれも東洋経済新報社)
なお、本コンテンツは実際の面接と異なり、面接官へ質問することができません。そのため、以下の点を追加で考慮してください。
「上記の問題文と図で指定されていない部分については、基本的に現在の日本市場に似ていると想定してください」
※ただし。上記のX社、Y社、Z社は、実際の日本市場に存在する特定の企業(例:DHC、アサヒグループ食品、ファンケル等)を指しているわけではありません。
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2:売上の構造化…全体像を整理する
上記で整理した特徴も念頭に置きながら、サプリメントの売上を構造化しましょう。下記のロジックツリーはその一例となります。
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3:深掘りすべき箇所の整理…課題仮説を立案する
構造化を踏まえ、「どこを深掘りすべきか」を検討する必要があります。これは、「課題仮説」や「初期課題」と呼んでも良いかもしれません。
今回のケース問題であれば、たとえば以下のような課題仮説が想定されます。
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4:まとめ…一人で考える時間内で、どこまで検討できていると良いか
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面接官からの深掘りの質問に応じた検討内容
議論の進め方に関する留意点
面接官との質疑応答に関して、一人で考えた内容の質によって以下の2パターンが想定されます。
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1:課題の深掘りを実施する
前述の2つの課題仮説をベースとしながら、深掘りの具体例を見てみましょう。
深掘り1:「シェア1位」という条件を考慮する
X社が「シェア1位」である点を考慮すると、2つの課題仮説はどうなるでしょうか。
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2:打ち手(事業戦略)を考案する
課題の深掘りが十分に進んだら、最終的に打ち手に落とし込みますが、ここでもさまざまな視点を考慮する必要があります。以下、具体例を見てみましょう。
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