第2回 ジョブの進め方:実際のケース問題を使いながら解説(初日)
前回は、ジョブ選考の概要について解説しました。今回と次の第3回では、ジョブの進み方について、実際のケース問題を使いながら解説していきます。加えて、「ジョブの各タイミングで何をすればよいのか」についても、合わせて紹介します。
そして、ジョブの進み方について、具体的にイメージできるようになったうえで、第4回で「評価の視点」について整理していきます。
前提確認:本解説で想定するジョブの形式
本記事では、以下のような形式のジョブ選考を想定しながら、解説を進めていきます。
ジョブのスケジュールについては、代表例として、以下のような内容を想定します。
それでは、スケジュールに沿って、ジョブの具体的な進み方を見ていきましょう。
初日(1日目)の流れの確認
まずは、初日の流れを確認しましょう。
1. オリエンテーション
2. グループワーク・検討
オリエンテーションを終えたら、早速、各グループで検討に入ります。初日の場合、主な検討内容は以下のようになることが多いでしょう。
2-補足:現状分析・リサーチの方法論
ここで、現状分析・リサーチ手法について、少し補足説明しておきたいと思います。
現状分析で何をリサーチするべきか
まず、現状分析の内容を、どのように整理するべきでしょうか。ここでは、「具体的な仮説がない段階で、まずは基礎インプット情報を調べる場合」を想定しながら、リサーチ項目を整理してみましょう。
3. パートナー講義
さて、ジョブのスケジュールの中に、パートナーレベルの方と話をする時間が設けられていることも多いです。
4. メンターからのフィードバック
初日の中で、最低でも1回は、メンターからのフィードバックの時間があるでしょう。このフィードバックは、以下の流れで進むことが一般的です。
これで初日の解説は以上です。中日と最終日の流れについては、次回で解説するので合わせてご確認ください。