
戦略コンサル、外資系企業の幹部などへ1000人を越えるビジネスリーダーの転職を支援したキャリア設計の専門家。「日本ヘッドハンター大賞」初代MVP受賞者。 著書:『未来をつくるキャリアの授業』(東京大学でのキャリア設計の教科書に指定)
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今回は、業界別の就活スケジュールについて解説します。
志望企業への応募が間に合わないと一大事です。その意味でも、スケジュールの把握は欠かせません。まずは大まかな流れを理解したうえで、自分用の就活スケジュールをつくってみましょう。
就活は「対策」が成功の鍵を握ります。その点は大学受験と同様です。具体的には、自己分析、企業分析、業界分析、ES作成、Webテスト対策、面接対策などを行う必要があり、多くの時間がかかります。計画的に取り組んでいきましょう。
内定までの一連の流れを整理すると、下記のようになります。
経団連が推奨する就活スケジュールに則った企業では、本選考は3年生の2月末(卒業年次の前年冬)からエントリーが開始されます。その後、卒業年次である4年生の4月から6月にかけてESなどの書類審査、Webテストや面接などがあり、6月以降に内定が出るスケジュールが一般的です。しかし後述するように、コンサルティングファームや外資系投資銀行、ベンチャー企業などは、このスケジュールと大きく異なっているので注意が必要です。
ここからは、学生からの人気が高い「主要5業界の就活スケジュール」と「選考におけるポイント」について解説します。
戦略コンサルティングファーム(以下、戦略コンサル)の就活における特徴のひとつは、志望する学生の多くが「選抜コミュニティ」に入るという点にあります。選抜コミュニティとは、戦略コンサルや外資系投資銀行などを目指す学生たちが就活対策を行う、少人数制の就活対策塾のことです。
外資系投資銀行(以下、外銀)も戦略コンサルと同様に、選考対策が重要なことから「選抜コミュニティ」に入る志望者が多くなっています。
近年、総合商社でもインターンが実施されています。サマーインターンの選考は、3年生の5月頃から行われます。企業によっては、秋・冬インターンも実施します。これらのインターンで高い評価を得た学生は、本選考の内容を一部免除する特別ルートへ案内されることも多いようです。
日系大手企業では、3年生の終わりから4年生の4月頃に、説明会やエントリーが始まり、本選考が本格化します。
メガベンチャーとは、「楽天グループ」「サイバーエージェント」「ディー・エヌ・エー」など、会社の設立から短期間で大手企業と肩を並べるまでに成長した企業のことです。
今回は、5つの主要業界の就活スケジュールを中心に、就活の進め方を解説しました。近年の就活の傾向として、インターンを活用することで、優秀な学生へ早めに内定を出す企業が増えています。志望企業の選考に乗り遅れないように注意しましょう。
次回以降は、本選考の準備として欠かせない「自己分析」「業界研究」「企業研究」について解説していきます。
戦略コンサル、外資系企業の幹部などへ1000人を越えるビジネスリーダーの転職を支援したキャリア設計の専門家。「日本ヘッドハンター大賞」初代MVP受賞者。 著書:『未来をつくるキャリアの授業』(東京大学でのキャリア設計の教科書に指定)
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