日本の建設業界において、今後、建設現場の人手不足が深刻化すると予想されています。業界全体の立場から、建設業界の人手不足を解消するための施策を洗い出してください。

本シリーズでは、東大ケースシリーズ『伝説の「論理思考」講座』の著者による、ケース面接の演習問題の解説を実施します。解説内容は、「つまずきやすい箇所とそれらの回避策」を中心としたものです。
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今回の問いは、以下の通りです。
日本の建設業界において、今後、建設現場の人手不足が深刻化すると予想されています。業界全体の立場から、建設業界の人手不足を解消するための施策を洗い出してください。
今回の問いは、「施策を特定する」のではなく「施策を洗い出す」ことを求められていることに注意が必要です。つまり、「人手不足の解消に効果の高い施策を1つ述べる」といった回答では、問いに答えたことにならないでしょう。人手不足に関して広く構造化しながら、施策を複数洗い出す必要があります。
まずは、一人で考える時間において、どのような検討をしておくと良いのか、確認しておきましょう。
次に、面接官との質疑応答が、どのように進むと想定されるのかについて、確認しておきましょう。