「文部科学省」を3分で研究
文部科学省の概要・活動
文部科学省は2001年に中央省庁再編に伴い設置された日本の行政機関の1つで、東京都千代田区霞が関にあります。
学術・教育・学校等に関する行政を行う旧文部省と、旧総理府の外局で、科学技術行政を総合的に推進する旧科学技術庁とが統合されて誕生しました。長は、文部科学大臣です。文部科学省は、豊かな人間性と創造性を備えた人材の育成や、教育・学術・スポーツおよび文化・科学技術の振興、適切な宗教に関する行政事務を任務としています。
規模
一般職の在職者数は文部科学省全体で2,117人(男性1,540人、女性577人)。 機関別内訳は本省が1,708人(男性1,237人、女性471人)、文化庁292人(男性214人、女性78人)、スポーツ庁117人(男性89人、女性28人)です。(2021年7月1日現在)
文部科学省の組織構成は、幹部である「文部科学大臣」「副大臣(2名)」「大臣政務官(2名)」「秘書官」「事務次官」「文部科学審議官」、内部部局である「大臣官房」「生涯学習政策局」「初等中等教育局」「高等教育局」「科学技術・学術政策局」「研究振興局」「研究開発局」「国務統括官」、外局である「スポーツ庁」「文化庁」によって成り立っています。その他、施設等機関である「国立教育政策研究所」「科学技術・学術政策研究所」や、特別機関である「日本学士院」「地震調査研究推進本部」「日本ユネスコ国内委員会」があります。
このような組織構成の中で、省全体の代表が大臣官房となります。大臣官房は、文部科学省の政策全体を調整する役割で、教育や科学などに関する様々な制度が円滑に運用され、普及するよう業務を遂行します。また、文部科学省の数多くあるそれぞれの部署が円滑な任務が行われるよう全体のマネージメントを行なっています。具体的な業務は、人事・総務・会計などの一般事務、省全体の総合的な政策調整や政策評価、所掌事務に関する広報や情報処理、国際関係事務の総括や国際援助協力の実施、また学校・文教施設の整備に関する企画等の事務などです。
沿革
1871年 文部省設置
1956年 科学技術庁設置
1968年 文化財保護委員会を廃止して、文部省の外局として文化庁を設置
2001年 中央省庁再編により文部省と科学技術庁を廃止。これらを統合し文部科学省を設置
業務範囲
具体的な業務
文部科学省の最近の動向